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「プレドニン」という内服薬に注意してください。2017年05月07日 19時18分55秒

以前から気にしていました。
患者さんが
プレドニン
(「プレドニゾロン」が一般的な名称です)
 という内服薬を気軽に処方されていることに気が付きました。
千葉市内のある特定の医院に通院して処方されていることが判明しています。
この薬剤はもちろん僕の医院でも処方します。
しかし
外用薬が無効で 患者の状態が悪く、このままでは重大問題が生じる、
あるいは
膠原病 重症な喘息の患者 各種自己免疫疾患 など

の場合に限ります。

つまりかなりの「切り札」的薬剤です。

この薬剤とほぼ同じ効果のある薬剤としては
「リンデロン錠」
「レダコート錠」
なども要注意です。
これらの薬剤は「副腎皮質ホルモン剤」と呼ばれています。
皮膚科では「外用薬」で良く使用します。
外用薬は まず問題ありません。
それを「内服」することが問題です。
「副腎機能抑制」という問題が発生し
体調が大きく狂う恐れがあります。
また食欲が亢進し、肥満につながります。
糖尿病の予備軍になってしまうことすらあります。
もちろん、適切な疾患に 医師のもとで使用することは何も問題はありません。

問題は「湿疹ですね」などと適当なことを言われ
処方され 続けていることです。
健康上の重大問題が発生する恐れがあります。


お医者さんから 重大な湿疹、病気でもないのに気軽にこの薬剤を処方された時は
その先生によーく理由を聞きましょう。

気を付けてね、、、。