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爪の異常 part22008年03月20日 07時03分45秒

イタイイタイ!こうなっても爪を抜いてはいけない。
次に
巻き爪、正しくは陥入爪(かんにゅうそう)、と言う。
これは多い。
このようにがっちり食い込んでしまった場合は
時間がかかる。
見るからに痛そう、、、。
でも、
靴の変更
深爪の禁止
などで、数ヶ月たつと良くなる。
こんなときは草履を履くと良い。
日本人は草履、草鞋(わらじ)が似合うんだな。
あと、ジョギングシューズで
幅広、日本人向きのものが発売されている。
そんな靴に変えることが一番だ。

爪が痛い?爪のなぜなぜ Part 22008年03月18日 06時59分14秒

まき爪、陥入爪
爪を剥がさないで治療する方法は?
その前に
なぜ巻き爪、陥入爪になるか?を理解しなくてはならない。
大きく分けて2つの理由がある。
1:窮屈な靴、大きすぎる靴、「あなたの足にあっていない」 靴、、、とにかく靴が足とフィットしていないんですよ。靴の問題を抜きにして陥入爪の治療はないですね。
2:深爪、つまり爪が巻き込むからといって爪の両ハジを深く切ること、これは絶対にやってはならんです。爪をきると、ますます食い込んくる。

この2つを解決しなければならない。
1:の靴については、「シューフィーッター」という専門家がいる。大きい靴屋さんには資格を持ったかたがいらっしゃる。その専門家に相談すると良い。
2:の深爪、これは日常生活の中で注意できる。爪の両ハジは伸ばすこと。もちろん伸ばしすぎると危険なので、テキトウなところで切っておく。

その上で、お医者さんは何をするか?
当面の痛みを取り除くわけ。
深く切り込んだ爪のハジが肉に食い込んでいる場合がほとんどなので、爪が伸びるまでの間、1,2ヶ月はこの痛みが続く。
応急処置としては、ステロイド外用が実はよく効く。
食い込んだ結果、細菌感染もあるので飲む抗生物質もおこなう。
外用はステロイド、内服は抗生物質、これで当面はなんとかなる。
あと、意外に効果のあるのが「テーピング」
これは爪の食い込みを和らげるように、指にテープをはり、食い込みとは逆方向に皮膚を引っ張るやりかた。
コツがあるので外来で実際に教えないとちょっと無理かな?

あと、食い込んだ爪に特殊なチューブを入れて痛みを和らげる方法もある。

爪が痛い?爪のなぜなぜpart12008年03月17日 06時31分44秒

爪にはいろいろなトラブルがある。
巻き爪
つまり爪が皮膚に食い込んで、イタイイタイ。
これ、、
「陥入爪(かんにゅうそう)」、、、という。
猛烈に多い。
そして
実にまちがった治療法が蔓延している。
まず、「やってならないこと」だ。
「抜爪」つまり爪を抜き去ってしまうこと。
ごく少数の例外(感染症で、もはや爪を抜き取らないとあぶない、など)を除き、爪は抜いちゃならんですよ。
これ、外科さんなどでは昔、よくやられていた。
まぁ、今でもやっているお医者さん、いますけどね。
何でまちがっているか?
爪を抜き去ること、それ自体ではない。
問題は爪を取ったあとですね。
爪床という、爪の下の皮膚がむき出しになる。
これはヒジョーにヤバイんです。
爪床がキズつきやすくなる、
また爪の下の骨が安定しなくなる、つまり上に向かってとび出してくることがある。
そうすると、そのあとに生えてくる爪が変形しやすいんですわ。
爪を抜いたアト、メチャクチャな爪が生えてくるケースが多いのはこのため。
だから、まず、爪はできるだけ抜かないで
そっとしておくべきなんですね。
そして次にすべきは、、、、

陥入爪、まき爪と「宇宙人靴」2008年02月21日 06時53分14秒

「これは地球人が履く靴ではありませんね」
ファッション性は良いが、それを履くと間違いなく足の爪は悲鳴をあげる、、、そんな患者が来院する。
爪が巻き込む
爪が痛くてしょうがない。
「陥入爪」っていいます。
真ん中に向かって尖っている、かっこいい靴、
それが主たる原因です。
日本人は
下駄
草履(ぞうり)
草鞋(わらじ)
の文化なんすね。
足は末端に向かって大きくなっとる。
ところが
安売り靴店の「激安靴」などは
日本人の足の形など考えてない、
だから親指がギュウギュウしめつけられて
爪が食い込む。
陥入爪のトラブルはまず靴の選定からだね。
薬ではどうにもナリシマヘンノヤ。
「シューフィーッター」という靴の専門家がいるくらいなのだが
日本ではあまり普及していない。
あーぁ、今日も「宇宙人靴」を履いて足を痛める患者がくるかいな、、、。

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