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爪の診察をする場合の注意(医師向け)2008年03月21日 11時48分51秒

爪はバイオプシ-(生検)をやりにくい
したがって、
「悪性かな?」と疑った場合、肉眼での診断力がモノを言う。
つまり,しっかり診て、症状を把握し、経過を追う。
そういったことでしか診断力はつかない。
その時点での「空間的診断」
ある程度時間が経過した「時間的診断」
それらをアタマの中でデータとして管理し、診断しなければならない。
それから
爪の変化が
全身的な疾患から由来するのか?
局所的な原因から生じるのか?
これも前提として考えなければならない。
さらに臨床医として重要なこと
それは
「鑑別疾患」
ひょっとして異なる他疾患ではないか?
自分は「思い込み」で診察しているのではないか?
完全に benign か? malignancy はゼロとしてよいのか、、、?
常に自分を疑い、アタマの片隅に「もしかしたらこの可能性もあり」を忘れないことだ。