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小児皮膚科その12008年03月25日 08時15分28秒

「小児皮膚科」とでも言おうか
こどもの皮膚病は大人と異なる側面がある。
大人はある程度免疫が発達しているので感染症にはかかりにくくなっている。
しかしこどもは免疫=抵抗力 が未発達だ。
また、矛盾するかもしれないが
免疫のシステムが地球環境に「慣れていない」ので
本来反応しなくてよいものにも反応してしまう。
だから、大人に比べると格段に皮膚のトラブルが多い。
抵抗力の未発達、、、
典型的なものは
「ミズイボ」だ。
大人にはほとんど発症しない。
まぁ、乳幼児、小学校低学年のみと言ってよい。
小学校高学年になると、いつのまにか消えてしまう。
あるいは
「トビヒ」だ。
これは主としてブドウ球菌などの感染症。
皮膚を溶かす毒素を持った細菌が繁殖する。
これも大人にはあまり発症しない。
夏が近づくとトビヒの患者で外来はいっぱいになる。