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こどものストレスと皮膚病2008年02月20日 07時22分39秒

顔をかきむしる幼児が受診した。
ステロイド外用をおもいっきりやるとよくなる。
しかし、ほどなく再発する。
また、
「ナメカン」といって
口のまわりをなめ続けているこどももいる。
お母さんいわく
「えっ?この子はかきむしってなんかいません」
「口の周りですか?なめてなんかいません」
と言う。
でも、どう考えても「自分でさわっている」「なめている」としか思えない皮膚の症状だ。
原因は複雑だ。
皮膚はさわると、あるいはなめると、ちょっと「気持ちいい」
少し「すっきり」する。
まぁある種の快感かな?
それがどうにもとまらなくなってしまうらしい。
特にストレスをかかえているお子さんに多い。
子供のストレス?
何でしょう、、、
いろいろあるけど
最大のものは
「親にもっとかまってほしい」
「親といっしょにいたい、甘えたい」
らしい。
むろんいろんなパターンがあるので一概には言えない。
ただ、こういうお子さんは
親と子の接触時間が少ない傾向があるようだ。
ボクは母親には
「お子さんを十分愛していると思います。」
でも、、
「もっと十分、過剰なくらい愛してあげてください」
「愛しすぎておかしくなるお子さんはいませんよ」
どのような方法で愛するか?
単純です。
「できるだけ触ってあげること」
つまり「スキンシップ」の時間を増やすのです。
おねだりされていろいろ買ってあげることではなくて、
子供に触ってあげることです。
お母さん、お父さん、、、、
今のうちだけですよ、子供に触れるのは、、、
ボクの子供はもう成人してます。
この年になると、こちらが触るとぶんなぐられますね。

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