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顔面へのステロイド外用その22008年02月25日 07時00分12秒

ボクは外来でよくこんな話をする。
「顔に長期間、つけることのできる理想的なお薬はありません」
「どんな場合でも、顔面には一時的につけるのみとしてください」
「保険のお薬で、顔面に長期間つけて、大丈夫、という、お薬はまずない、と言っていいでしょう。」
顔の皮膚は難しい。
簡単なかぶれ、乾燥、などでも慎重にしている。
ステロイド外用をするときは
せいぜい4,5日。長くても1週間限度だ。
それ以上使い続けると
あのおそろしい「ステロイド酒さ」という状態になる。

4,5日ステロイドを使い、よくなったら
あとはかぶれの原因探しだ。
お化粧品、保湿剤などがかぶれの「犯人」ということはよくある。

さて、顔面がカサカサしているときは、保湿剤をどうしても使わなければならないときがある。
そんなときは
「サンホワイト」というモノがある。
これは白色ワセリンから
イオウ化合物、不純物などを除いた
純粋ワセリン。
皮膚科の世界では
「まずかぶれない」保湿剤として
基準的なものとなっている。
どうしても何か保湿しなければならないときは
この「サンホワイト」をすすめている。
これはお化粧品扱いなので
(つまり「保険」薬ではない。)
外来でサンプルを渡している。

http://hihu.net

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